逆子の治し方
逆子は週数が進むほどに治りにくくなると言われています。
そのうち正常に戻るかも…と考えているうちに時間が過ぎていき、気が付いたらもうすぐ臨月…どうしたらいいですか?というお電話をよくいただきます。
妊娠数週が進むにつれ、お母さんの不安も大きくなってきますが、病院は月に1度ほど。
そのうち治ると思っていたらどんどん時間が過ぎていき、ドクターに「次は帝王切開の予約日を決めます」と言われてしまい、もっと早く逆子治療を開始すればよかったとおっしゃる方が多くいらっしゃいます。
逆子が鍼で治るのかな?と不安に思われる方もみえるでしょう。
もちろんどんな医学であれ100%の保証はできませんが、東洋医学には逆子を治す伝統的な方法があります。
伝統的な方法に加え、当院では腰痛がある方にはエコーで骨盤の歪みを確認してやさしく調整致します。(必要な場合のみ)
骨盤の歪みも赤ちゃんが正常な位置(頭位)になるのをさまたげると言われています。
骨盤の歪みを手さぐりや目視で確認するのではなく、エコーで客観的に把握してから施術するため的確な骨盤矯正につながります。
(骨盤が大きくゆがんでない方はエコーを行わない場合もあります。)
鍼だけではなく、エコーでの骨盤の歪みの調整など、西洋医学と東洋医学を合わせた施術を行います。
逆子の種類は?
まずは逆子の状態を把握いたします。
逆子とは頭が子宮口の方ではなく子宮底(子宮底は上方です)の方を向き、つまり頭が上になっている状態です。
もちろん横を向いている状態も逆子とよびます。
出産のとき、頭からではなく足やお尻からでてくるのはとても困難なことです。
先天性・後天性股関節脱臼や頸部の神経の引き伸ばしなど赤ちゃんにもお母さんにも大きな負担がかかってしまいます。
赤ちゃんにもお母さんにも障害などを残さないよう、今日ほとんどの病院では逆子は帝王切開での出産となります。
逆子のことを骨盤位ともいいますが、赤ちゃんの体勢により逆子にも種類があります。
単臀位 → 頭が上、お尻が下、両膝伸ばしてる状態
全複臀位 → 頭が上、お尻が下、両膝曲げてる状態
不全複臀位 → 頭が上、お尻が下、片方の膝は曲げ、片方の膝は伸ばしている状態
全膝位 → 頭が上、膝が下で曲げている状態(立ち膝のような状態)
不全膝位 → 頭が上、片方の膝だけ曲げている状態(片方立ち膝のような状態)
逆子の鍼やお灸、初診でやること
まずはよーくお話しをお伺いします。
医師にどこに頭があると言われたのか、手足はどうなっているのかなどお聞きしますので、覚えている限り教えてくださいね。
逆子について記したもの(母子手帳やエコー画像など)お持ちでしたら、持参してください。
骨盤の形、おなかの形、子宮のかたさ、ベイビーちゃんの位置を把握し、腹部以外に逆子になりやすい原因を探っていきます。
基本的に、針は膝より下にうちます。
膝より下のところに逆子のためのツボがたくさんあるからです。
お越しになる際には、膝下をまくりあげられる格好でお越しくださいね。
初診でお越しになった場合、当院ではご自身でできることのご指導もいたします。
自宅でお灸をしたい方は問診票でその旨お伝えくださいませ。
施術中にその場所へ印をおつけし、ご自宅でできるお灸の手順等をご説明いたします。
逆子の骨盤矯正
骨盤が大きく歪んでいて、逆子の大きな原因になっている方においてはエコーで骨盤の把握を行います。
(逆子の方、全員行うわけではありません。必要な方のみエコーをします。)
画像ではうつぶせになっていますが、逆子のエコー&骨盤矯正の場合は横向き、仰向けなどにより赤ちゃんにもママにも負担がかからないように行います。
エコーが必要な方、エコーをするほどでもないけれど骨盤矯正が必要な方、骨盤は問題ない方、いろんな方がいらっしゃいますのでひとりひとりに合わせた施術を行っていきます。
当院では子宮をぐいぐい押すような外回転術は行いません。
骨盤矯正も、骨盤を押さえることはありあません。骨盤を触らずに膝から下のみを触り、骨盤を良い方向へ誘導するような遠隔的でやさしい方法で骨盤矯正を行います。
逆子のお灸について
お灸は自宅でできるよう印をつけさせていただきます。
やり方が合っていれば、プロがやるお灸も素人がやるお灸も「ツボ」があっていれば効果はそれほど変わりません。
お灸をご希望の方は、ツボの場所をマジックでつけさせていただき、自宅にてお灸に取り組んでいただきます。
一方、針は自宅で行うことはできませんよね。
一刻でも早く逆子をなおすため、また効率的に逆子治療をすすめていくために、
鍼灸院→はりや骨盤矯正など
自宅→お灸やストレッチなど、その他できること
といった形で施術を進めていきます。
自宅でできることは自宅でやっていただく方が、患者さんにかかる費用的負担にもよいとわたしたちは考えています。
逆子のハリは出産までタイムリミットがありますのでこまめな通院をお願いしておりますので
針治療に回数が必要な方はそちらの方の回数を通っていただき、お灸などはやり方をお教えしますので自宅でがんばりましょう。
(※当院ではご希望の方のみにお灸の印をつけさせていただいております。)
逆子の鍼
鍼は膝から下のツボに行います。
特に小指にあるツボは「胎児の本能を強くする」ツボになっています。
逆子の場合は、「産まれるために頭を下にして外へでる準備をする」という本能がしっかり働くようにします。
おなかの中の環境は外からはみえません。
胎児さんが1番自分の周りの環境をわかっています。
だからこそ「胎児が自分で安全と思う時に」「胎児の力でまわってもらう」のが重要と東洋医学では考えられています。
逆子の鍼も逆子の骨盤矯正も胎児の安全を第一に、その本能をいかして、逆子からまわっていただくという考えになります。
逆子の鍼灸の料金は?
初診 6800円(施術料含む。エコー観察した場合もエコー料はいただきません。)
2回目以降 5000円
膝から下に針をするので、まくり上げられるお洋服でお越しください。
エコーをするかもしれませんので、腰の辺りをまくっても良いお洋服でお越しください。(ワンピースにスパッツの方が多いようです。)
逆子が頭位に戻った場合、頭を産道に定着されやすくする施術に1度だけお越しいただいて卒業となります。
頭位(逆子が治った状態)の時に鍼を行うことによりまた逆子になりづらいと言われています。
鍼灸は子宮内の状態を快適にし赤ちゃんが一番楽な体制(子宮口付近に頭が軽く固定されている状態)にするのを手助けすると言われています。
不妊・逆子の針なら
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