お電話でご予約ください。
基礎体温表や病院での検査結果をお持ちいただき、できればおなかを直接診察させていただける恰好(上下わかれているお洋服)でお越しください。
ワンピースなどでお越しいただいた場合はこちらで患者着にお着換えいただきます。
来院頻度について
患者様の状態により必要な通院頻度というのは変わってきますが、できる限り週に1度は来院できる体制を整えてから当院へいらしてください。
というのも、治療方針をたて、それに従って妊娠しやすい身体づくりを行っていく中でこれない期間があると、治療の進捗具合に支障がでてしまいます。
なるべく週に1度、通院できる体制を整えてからご来院くださいね。
妊娠を急いでいる方、37歳以上の方、複数の症状を抱えている方(冷え性、自律神経、代謝低下、生理不順など)、症状が落ち着くまでは週に2回以上のご来院をおすすめすることもあります。
また、人工授精、体外受精(移植日)の前後のお日にちは患者さまおひとりずつ作成した治療方針によりご来院いただくことがあります。
いずれにしても、患者さまのご予定もありますので、相談しながら決めていきましょう。
遠方の患者さま
当院では直接のクチコミで東京、神奈川、静岡の方面からの不妊治療外来も多くあり、毎週通うことが物理的に難しい患者様もいらっしゃいます。
そのような場合は月に1回(1泊2日や2泊3日などで)集中的に治療を行い、ほかの日はメールにて相談を承っております。
状態をメールにて把握し、自宅でできることを指導させていただきます。
遠方の方は初診より月に1度集中治療の方針で治療計画を立てさせていただきます。
タイミング療法中の方の鍼灸通院の頻度
週に1度の通院で比較的早期に授かれる方が多くいらっしゃいます。
今は簡単にネットでいろいろなことが調べられるので、ほとんどの方は「タイミング」的にはしっかりと合っていらっしゃいます。
お腹の硬結をハリで取り除き卵管の動きをスムーズにし着床に導く施術を行うことで案外あっさりと妊娠される方が多いです。
ただ、中には週に2回のご来院をおすすめするケースもあります。
・38歳以上でタイミング療法や東洋医学的な施術のみの自然な方法で授かりたい方、
・冷えや自律神経失調症、ストレス過多、血流不足、子宮・卵巣の疾患など複合的な要素をお持ちの方で自然な方法のみで授かりたい方、
糖はお身体の状態を患者様とお話しした上で週に2度の来院をおすすめすることもあります。
人工授精中の方の鍼灸の通院頻度
人工授精は原理的にタイミング療法と変わらないので基本的には週に1度ご通院いただきます。
(冷えや自律神経失調症、ご年齢、子宮卵巣の疾患等により週2のご来院をおすすめする場合もあります。)
ただ、タイミング療法で授かれず人工授精に移ってもやはりなかなか授かれない人の中には卵子と精子がそもそも出会えていない可能性もあり(卵管閉塞、ピックアップ障害など)いろいろなケースをかかえている場合があります。
当院の不妊治療を続けていて妊娠にいたらない場合、それらの可能性を探る必要があり、病院の検査結果やエコー、オーリング検査の判定などを総合的に判断し、体外受精をお勧めする可能性もあります。
卵子が卵巣の中で成長するには3か月の期間を要します。鍼などの治療により「育卵治療」を行っていく中で
卵子の質が問題の場合、治療を行うことにより3周期目から卵の質の向上が認められます。
それ以降においてもなかなか人工授精の効果が表れない場合、次のステップへの相談をすることも重要と考えます。
エコーにて卵胞の発育が悪くなく卵管も通っているのに人工授精で成功しない方の中に、オーリング検査でピックアップ障害の反応のある方がいます。
ピックアップ障害といっても毎回排卵されたものをピックアップできないのではなく、「ピックアップできることが少ない」だけの方もみえます。
人工授精でチャレンジするか、体外受精へステップアップするかは、
・ピックアップできてるか(東洋医学では、ある特定の場所の触診でピックアップがうまくできているかをみます)
・卵膜の硬さ(卵膜が硬いと精子が卵子に潜り込むことが難しくなります)
・卵管の動き(受精しても卵管の動きが悪いと着床が難しくなります)
他にもありますが、特に上記の3点において症状を説明し、患者さまと相談していきます。
不妊治療において時間は大切な要素だからこそ、患者様とよく話し合い、ベストな選択をしていくのがよいと思います。
体外受精中の方、顕微授精中の方の鍼灸通院頻度
これまでになぜ妊娠にいたらなかったのかをお話しを聞き、お身体を診ながら推測していきます。
最も多いのが卵子のグレードが低い場合で、その場合は卵子のグレードを上げていく治療を行っていきます。
すでに卵子を凍結している場合は(グレードの高い場合も低い場合も含め)移植前の子宮状態改善を目的を第一とします。
母体の免疫寛容に問題がありそうな場合、卵を戻す少し前から母体の免疫に働きかける治療を行います。
患者様ごとに治療内容がかなり違ってきます。
体外受精される方のほとんどが年齢的なリミットもかかえているため、週に2度程度来院していただくケースが多いですが、お仕事をお持ちの方や様々な事情により通えない方は周期に合わせて最善の方法をご案内致します。
当院で不妊ハリを受ける上で大切なこと
もっとも大切なのは妊娠にいたること、結果をだすこと、と私たちは考えています。
もうひとつ大切なのは患者さまとのコミュニケーションです。
例えば、私たちは
「○○さんには移植前日にハリを受けに来てほしい」と思っていたとします。
しかし患者さんは
「移植にお金がかかるから今月は経済的にキツイ」と思ったとします。
コミュニケーションがとれていると
「最も大切な施術日はあなたの場合、○月○日のこの着床のかかわる施術だから、他の日で1回お休みをしてこの日にきてね!」
という臨機応変で体のみではなく経済的にも最善のお話ができます。
逆に「今年ラストチャンスと考えているし、病院代に比べたら3800円の鍼灸の施術は経済的に問題ないので、できる限りのことをしてほしい」とおっしゃる方も中にはいらっしゃいました。
毎日通いたいとおっしゃっていましたが、その方は週に2回以上のハリ施術は必要ありませんでした。必要のない施術は行いません。
ちなみにこの方、週に2回の不妊鍼灸で妊娠に至りましたよ。
また別のお話ですが、ある方は、自然周期での体外受精チャレンジ中で旦那さんが単身赴任(精子凍結)をしていらっしゃる方でした。
当院でハリを受けながら3周期経ったとき、患者様とのお話の中で
「今月の連休に旦那さんが帰ってくるの^0^」とお話しされていました。
お話をする中で
・病院では今のところ凍結の精子を使い顕微授精を行う予定(連休中になる予定)
・3周期鍼灸の施術を受けて、子宮と卵巣の状態が良い状態であること
・患者さんの体調が良いこと(前周期からはグレードの良い卵だった)
がわかっていましたので
・凍結の精子ではなく当日採取した精子を使うこと
・採卵と移植の週は今週期のみ3回ずつご通院いただくこと
を提案しました。
お身体の調子や新鮮精子があるという条件から
『今週期がチャンス!!』という認識が私たちと患者さんとで一致したため作戦を実行しました。
逆に
「ひどい風邪ひいちゃった・・・」
という場合は、今周期は体の回復をはかることに専念してもらい、月2回の来院だったケースもあります。
治療方針とコミュニケーションと来院頻度、が三位一体となることが大切なのです。
当院にお越しになった患者さんの、明日への希望と笑顔が一日でも早く訪れますよう、誠心誠意努めます。
鍼灸一筋30年に至る技をぜひ体感してください。
不妊の針なら
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